お墓参りの流れ
ここでは、永代供養墓のお墓参りはどのようなものなのかを、お墓参りの流れに合わせてご紹介します
永代供養墓のお墓参り
1.お墓参りに行く際の身支度
「お墓参りに行く際は、基本的には何を着ても構いませんが、できればきちんとした身支度で行きたいものです。
2.お墓参りの方法
管理事務所や受付がある場合には、その担当者の方に一声おかけしてからお参りをするようにしましょう。故人が眠る墓所に向かい合掌して冥福を祈るというお墓参りの方法はどの永代供養墓もほぼ同様ですが、墓所の形態によってその手順が違ってくることがあります。
<永代供養墓・集合式の場合>
石碑やモニュメントをシンボルとする<集合式の永代供養墓>の前には、大きな香炉や供花台が設置されている場合が多いです。その前で、線香を焚き花を供え、故人に向けて合掌し冥福を祈ります。供物は置くことができない場合もあります。また集合墓の場合、遺骨が納められている墓所の内部には直接入ることができないケースがあります。
<永代供養墓・個別式の場合>
<個別式の永代供養墓>には、故人の名前(または戒名)が刻字されたプレートが置かれるなど、どこに誰が眠っているのかが明確に分かるようになっています。お参りの際は、その墓所の前で手を合わせて祈ることになります。線香や供花が供えられない墓所もありますので、事前に確認をしておく必要があるでしょう。
<納骨堂の場合>
それぞれの納骨堂によって規則等は異なりますが、<納骨棚>の場合は、<集合式の永代供養墓>と同様に、集合式の香炉や供花台が置かれているケースが多く、<個別ロッカー式・仏壇式>の場合には、線香や供花など個々に供物を供えることができるほか、写真や記念品を置くこともできる墓所が多く見られます。
<樹木葬の場合>
<樹木葬>は、里山の地に個々の墓所が区分けされた形式や、シンボルツリーの下に遺骨が埋葬される形式などがあります。いずれも故人が眠る場所が特定できるため、その前でそれぞれの祈り方ができます。ただし、墓所が屋外になるため、供物などに制限を設けている場合があります。また、自ら購入した墓所であっても生態系保護や樹木の生育バランスを配慮するため、植栽などに制約があるケースが多いです。
合掌の仕方
合掌はインド生まれの祈りの形でその方法は2通りあります。一般的なのは右手(仏様)と左手(自分)の指と指をぴったりと合わせる方法で、仏と自分が合体し祈る心になるとされています。もう1つの方法である「十二合掌(密教)」では、両手の指をそれぞれの間へ交互に組み合わせて合掌します。
また、合掌は数珠を手に行うのが作法です。数珠の珠には、ご先祖様への功徳を何倍にもする力があるとされており、それゆえ数珠を持ってお参りをすることで、ご先祖様へのより良い供養ができるのです。
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